【パプリカ/米津玄師】衝撃…裏テーマは戦争や原爆?鎮魂歌?アニメーションの意味・解釈を考察!
米津玄師さんのセルフカバーの『パプリカ』が発表されました!
『米津玄師さんが歌うバージョンも出たんだー』くらいの軽い気持ちでMVを見たんですが……
色んな解釈のできるこのアニメーションMV、私なりに考察をしてみました。
そのMV(ミュージックビデオ)のアニメーションを見た時、何とも言えない切ない気持ちになって、自然と涙が出てきました。
かなえ
目次の『3.【パプリカ】MVのアニメーションの登場人物』からどうぞ!↓※
目次
楽曲【パプリカ】について
『NHK2020年応援ソング』として米津玄師さんが書き下ろした楽曲です。
オーディションで選ばれた小学生5人組ユニット『Foorin(フーリン)』が歌う楽曲として、2018年8月にリリースされました。
応援ソングっぽくないよね、とも言われるんだけど、確かにそうだよなあと思いつつ、どういう意図で作ったかはここで話してるので、よければ読んでみてください。https://t.co/gtoe1H6RaX
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) July 1, 2019
実は私はリリースされてからしばらくこの曲の事を知りませんでした。
NHKの子供番組を見る習慣がほとんどないので、『なんか聞いたことあるなー』くらい。
息子が保育園で覚えてきて、歌っているのをきいて、なんか気になってYouTubeできいたんですけど、その時の感想は
いい曲だな……。でもこれ応援ソング…?
かなえ
と思いました。応援ソングっぽくないな、と。
でもそれに関しては、上のTwitterの記事で米津さん自身が語ってくれています!
「子供の頃から、わかりやすい大きな応援ソングというものに対する嫌悪感がすごくあった」
と語っています。
あと、私がFoorin(フーリン)の歌うパプリカをきいて思った事はもう一つあって、
子供たちが楽しそうに歌っていて、明るくて可愛くて綺麗だなー。でもなんか切ないな…。
かなえ
という何とも不思議な感情になりました。
子供は、ほんとに純粋に【パプリカ】が大好きですよね!子供にしか聞こえない特殊な音波でも流れてんのかと思うくらい。笑
かなえ
米津玄師さんのセルフカバー【パプリカ】のMV動画が『NHKみんなのうた』と公式YouTubeで発表された
Foorin(フーリン)の歌う【パプリカ】からちょうど一年後の2019年8月、米津玄師さんのセルフカバーバージョンの【パプリカ】が発表されました。
本日より。よろしくお願いします。
パプリカ 米津玄師バージョン | NHK みんなのうた 【うた】米津玄師【作詞】米津玄師【作曲】米津玄師【映像アニメ】アニメ:加藤 隆【初回放送】2019年08月〜09月 #みんなのうた #パプリカ 米津玄師バージョン #米津玄師 https://t.co/2HH75guIpQ
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) August 1, 2019
↓こちらの動画は、米津玄師さんのスペシャルインタビューです
またまた軽い気持ちでYouTubeで観たんですが……。
軽い気持ちで観た自分にグーパンチを繰り出したいと思いました。
凡人には、とても言葉で言い表したりできないんですが、とにかく
この人すげぇな……
かなえ
と、思いました。(語彙力のなさよ)
そして楽曲だけではなく、私がめちゃくちゃ心を鷲掴みにされたのが、このMVのアニメーションです。
分かりやすいのに複雑で、とにかく綺麗だ…。
かなえ
自然と涙が出ていました。
でも、その涙の理由は自分では分からない感じ……分かります?笑
MVのアニメーションは【加藤隆】さん
このアニメーションを担当されているのは【加藤隆(かとう りゅう)】さんというアニメーション作家さんです。
米津さんという歌い手、パプリカという曲だからこそ一歩進めた気がします。力を尽くすことができて有難いです。
どうぞよろしくお願いします。 https://t.co/JWX9lycHzM— 加藤隆 (@ryukatoo) August 9, 2019
夢の跡です。今回は高い。笑(動画タワーが。) pic.twitter.com/9AZYQxUQ4x
— 加藤隆 (@ryukatoo) August 9, 2019
↑↑このアニメーション用に、こんなに沢山のイラストを描かれたそうです…。
すごすぎる……泣
そのMV、もしまだ見ていない方がいたら、是非見てみてください!↓
大人になった「僕」が、幼少期に出会った「風の子」との思い出を回想するストーリーとなっている。色とりどりの世界ではしゃぎまわる子供達と、サウンドに散りばめられた「和楽器」に呼応するように描かれる景色には、日本の情緒や原風景が盛り込まれているとのこと。縁側で三世代が腰を並べて「風鈴」の音に涼む様子や、夕暮れの港を歩く姿、そして夜空に打ち上げられる花火と続いて描かれる情景は、命のバトンを受け、また新たな生命へと繋いでいくという、普遍的な人の営みを映し出した作品
私は一瞬でトリコになってしまい、誰にも頼まれてないけど、このアニメーションについて色々と一人で考察をしてみました!
私の勝手な解釈・考察なので、変な先入観を持ちたくない方は見ないでくださいね!
かなえ
【パプリカ】MVのアニメーションの登場人物
まず、登場人物から見ていきます。
男の子(男性)
MVが始まって、最初に出てくる麦わら帽子を被った男性。
そのあとは、子供の頃の思い出なのか、少年時代の描写が続きます。
女の子(女性)
男の子と一緒に遊ぶ女の子。
途中、雨の中、木陰で泣いているシーンもあります。
最後は、綺麗な大人の女性の姿で登場します。
赤いマントの子供
赤いマントが印象的な子供。
なぜ『子供』と書いたのかというと、YouTubeのコメント欄などでは皆さん『女の子』と書いていましたが、この子、女の子にも男の子にも見えませんか?
ハッキリと明記されているものは見つけることが出来なかったのですが、上に引用したページでは『風の子』と書かれていました。
その他
その他には、
- お母さん
- 赤ちゃん
- 男性
- おばあちゃん
が登場します。
家族ではあると思うのですが、詳しい構成はわかりません。
そもそも男の子と女の子が、兄弟なのか友達なのか、分かりません。
【パプリカ】MVのアニメーションに出てくる複数のキーアイテム
アニメーション中に出てくる複数のアイテムを見ていきます。
雲
MVが始まってすぐに出てくる雲。
夏!という感じの入道雲です。
いくつか並ぶ入道雲のうち、1つだけ、見えない空の上まで伸びています。
子供たちが、雲をリズミカルに登っていくシーンはとっても印象的です。
風鈴
MV中に何度か出てくる『風鈴』。
夏の風物詩でもありますし、『風鈴の音色=風』ということから、赤いマントの子(風の子)の存在を表すものなのかもしれません。
ちなみに、【パプリカ】を歌う【Foorin(フーリン)】の名前の由来は、風鈴だそうです。
白い犬
男の子と女の子が2頭の白い犬と駆け回るシーン。
何か意味があるのか、ないのかは分かりませんが、『夢に出てくる白い犬』には
- 苦しみから解放される
- 親友ができる
- 遠方の友人が訪ねてくる
- 思いがけない幸運に恵まれる
- 友達関係で幸運がある
- あなたに純粋な気持ちを持つ人がいる
などの意味があるそうです。
蓮の花
赤いマントの子が手を広げると綺麗に咲く赤い花。おそらく『蓮の花』かな?と思いました。
『赤い蓮の花』の花言葉は
- 愛情
- 思いやり
また、蓮の花全体の花言葉では、
- 清らかな心
という意味もあるそうです。
蓮の花は、澄んだ美しい水の中では小さな花しか付けず、水が泥で濁れば濁るほど、大きな花を咲かせます。
「清らかな心」は、泥水の中で気高く清らかに咲く蓮の花をイメージして付けられたそうです。
また、蓮の花といえば、思い浮かぶのは「お釈迦様の座っている花」。
蓮の花は、極楽浄土に咲いている花なんだそうです。
ひまわりの塔・ビルの集合体
子供たち3人で、空からのびるブランコに乗るシーンで、後ろに見える『ひまわりの塔』。
ビルの様なもの(現代の建築物)の集合体?の上に、大きな向日葵が咲いています。
意味を考えたけど……分かりませんでした……。
同じシーンで、「日本の原風景」とはかけ離れた、現代の建築物の集合体の様なものが、子供たちの下にいくつか見えます。
鶴
赤いマントの子が空を飛ぶ時、その周りを飛ぶ鶴。
「鶴は千年亀は万年」ということわざがあることからもわかるように、鶴は長寿の象徴のひとつです。
もう一つは、「天と地をつなぐ存在」。
鶴の鳴き声は高く、非常によく通ります。このことから、鶴の声は神様がいる天界にまで届くと言われてきました。
人間と神様をつなぐ、ありがたい鳥であるとされてきたそうです。
鶴から連想するものと言えば、『折り鶴』。
日本の伝統的なものであり、平和の象徴とされています。
花火
ザ・夏の風物詩!花火です。
MV中の花火は、手持ち花火も打ち上げ花火も、赤一色で統一されています。
花火の光が、色々な花や動物に変化しています。
とくに打ち上げ花火は、彼岸花がパッと咲いているように描かれていて、本当に綺麗です。
また、花火には、『鎮魂』の意味もあります。
「日」も「火」も同じく「ひ」と読むように、火は太陽に等しい存在で、人々が文化的生活を送るために不可欠なものでもあります。
だから日本人は、死者を尊び、慰めるために、特別な炎を燃やしたのだそう。
お盆の迎え火や送り火を思いだせば、納得できますよね。
花火大会がお盆前後に開催されることが多いのも、日本人にとって特別な意味があるんですね。
彼岸花
度々登場する『彼岸花』。
MV中でも、打ち上げ花火が彼岸花のように見えるのがとても印象的です。
『赤い彼岸花』の花言葉は
- 情熱
- 独立
- 再開
- あきらめ
- 悲しい思い出
- 思うはあなた一人
- また会う日を楽しみに
「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」「彼岸花を摘むと死人がでる」「彼岸花を摘むと手が腐る」など、いくつかの恐ろしい迷信があります。
これらは、花色や花姿が炎を連想させることと、彼岸花のもつ毒によるものとされています。
また、彼岸花は「まず花が咲き、後から葉っぱが伸びる」という通常の草花とは逆の生態をもっています。
その葉と花を一緒に見ることがない性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれ、昔の人は恐れをなして、『死人花(しびとばな)』や『地獄花(じごくばな)』などと呼ぶこともありました。
なので彼岸花は、死や不吉なイメージで使われることが多いんですね…。
でもMV中では、不吉なイメージよりも、『再開』『また会う日を楽しみに』という花言葉がピッタリだな、と思いました。
【パプリカ】MVのアニメーションを考察
出てくるキーアイテムを調べるだけで、もうお腹いっぱいって感じですが、キーアイテムの意味を調べたうえで、最初から【パプリカ】のMVアニメーションを考察していきます!
1.入道雲~麦わら帽子の男性のシーン
大きな入道雲。一つだけ、空の上の上の見えないところまで続いているのが印象的です。
鶴(地と天界を繋ぐ鳥)が飛んでいますね。
港町です。モデルになった町とかあるのかな……。
麦わら帽子を被った男性が歩いています。
分からないけど、「お盆の帰省」という印象を受けました。
男性が浜辺で海を見ていると、強い風が吹いて、風に連れらるように昔の思い出の場面に移ります。
2.赤いマントの子に会いに行くシーン
【歌詞】
パプリカ
作詞作曲:米津玄師曲りくねり はしゃいだ道
青葉の森で駆け回る
遊び回り 日差しの街 誰かが呼んでいる
夏が来る 影が立つ あなたに会いたい
見つけたのはいちばん星
明日も晴れるかな
男の子と女の子。この二人は、兄弟なのか、幼なじみ的なものなのかは分かりません…。
2頭の白い大きな犬と駆け回っています。
この白い犬、「男の子と女の子が飼っている犬」って感じじゃないですよね。
子供が夢中で遊んでいる時の、「現実でもないし嘘でもない」みたいな感じ…。上で書いた、「夢に出てくる白い犬」の意味
- 遠方の友人が訪ねてくる
- あなたに純粋な気持ちを持つ人がいる
というのがしっくりきました。
2人は赤いマントの子に会いに行きます。
「木の上に誰かいる!」という感じではなくて、完全に
男の子と女の子→赤いマントの子に会いに来た
赤いマントの子→二人を待っていた
という感じです。
赤いマントの子は大きな木の上に座っていて、その木の前に小川が流れ、小さな風車が回っています。
3.3人で雲を駆け上がり、空からのびるブランコに乗るシーン
【歌詞】
パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう
ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ
赤いマントの子が、手を広げると、蓮の花が咲きます。(多分蓮の花だと思う…)
蓮の花から、空へと続く雲、様々な動物や昆虫、魚、羽の生えた車まで飛び出してきます。
このシーンは、『生まれ変わり』とか『転生』とか、ずーっとつながっていく『生と死』みたいなものを、カラフルに表しているのかな…と思いました。
3人で入道雲を駆け上がり、空からのびるブランコに乗ります。
その時、上で書いた「ひまわりの塔」(勝手に命名しましたスミマセン)と、高層ビルの集合体の様なものが下にみえます。
「ひまわりの塔」について色々考えてみたんですが……分かりませんでした。泣
高層ビルの集合体のようなものも「ひまわりの塔」も、ずっと見ていると、『慰霊碑』のようにも見えますね。
赤いマントの子が空に立つと、マントの子のまわりを鶴が天に向かって飛んでいきます。
【追記】
この時の赤いマントの子のポーズが、広島平和記念公園の『原爆の子の像』に酷似しているという考察を見つけました。
原爆の子の像の後ろには折り鶴が、赤いマントの子のまわりには沢山の鶴が飛んでいます。
4.雨のシーン→縁側→海岸沿いをみんなで歩くシーン
雨に燻り(くゆり) 月は陰り 木陰で泣いていたのは誰
一人一人 慰めるように 誰かが読んでいる
喜びを数えたら あなたでいっぱい
帰り道を照らしたのは 思い出のかげぼうし
雨が降るシーン。
女の子が、木陰で泣いています。なにがあったのだろう…。赤いマントの子となにか関係があるのかな…。
こういう、ガッと晴れていたと思ったら、急に暗くなって雨が降り出す感じも、夏特有の陰と陽という感じがします。
縁側で男の子と女の子、男性と、お母さんと赤ちゃんが涼んでいるシーン。
そこに、突然赤いマントの子がやってきます。
ほんとに、突然ブワッと吹く風の様。
この時、男の子と女の子と赤ちゃんには、赤いマントの子が見えていますが、大人たちには見えていません。
- 精霊の様な存在なのか…
- ずっと昔に亡くなって、この土地に住み着いている子なのか…
- もともと男の子と女の子の友達で、亡くなってしまった子なのか…
男の子と女の子、男性、お母さんと赤ちゃん、おばあちゃんで海岸沿いを歩くシーン。
男性がバケツを持っているので、お墓参り?とも思いましたが、この後花火をしているので、その時に使うバケツという可能性もありますね。
赤いマントの子が雲の上を風のように駆けているのを、男の子と女の子が見つけます。
5.花火のシーン
パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう
ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ
男の子と女の子と赤いマントの子が花火をするシーン。
花火の赤い光が、花や動物や魚に変化して、空に飛んでいきます。
『送り火』や『鎮魂』の意味もある花火…。
打ち上げ花火は、彼岸花のようにも見えます。
とってもとっても綺麗です。
人が沢山いるので、花火大会のようですね。
登場人物たちは、縁側で花火を見ています。
6.大人になった男の子と女の子が赤いマントの子に会いに行くシーン
会いに行くよ 並木を抜けて 歌を歌って
手にはいっぱいの 花を抱えて
らるらりら
会いに行くよ 並木を抜けて 歌を歌って
手にはいっぱいの 花を抱えて
らるらりら
大人になった男の子が出てきます。
手には、麦わら帽子いっぱいの花を抱えています。
大人になった女の子も一緒に歩くシーン。
心なしか、2人とも悲しげに見えます。
パッと場面が変わると、2人は子供の姿に戻ります。
子供の頃通った道をぬけて、赤いマントの子に会いに行きます。
この時、麦わら帽子の中のお花は、マリーゴールド(花言葉:悲しみ、変らぬ愛)かな、と思います、
この時、男の子と女の子はこどもの姿なので、子供時代の回想の可能性もあるな、と思ったのですが、絵をよく見ると……
(0:43)頃の絵と見比べると分かるのですが、赤いマントの子がいた、大きな木の横を流れる小川がなくなっています。
小川を渡る時に飛んだ小石と、小川にあった風車が地面に埋まってしまっています。
そして、大きな木の左側に、昔はなかった彼岸花が沢山咲いています。
みんな子供の姿に戻っていますが、20年か、30年か……小川がなくなってしまうほどの時間が流れたんですね。
男の子と女の子が会いに来て、赤いマントの子はとても嬉しそうです。
7.3人で雲の上を走り、生き物たちが天に昇っていくシーン
パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう
ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ
かかと弾ませこの指とまれ
手から蓮の花(多分…)が出てきて、その花の中から生き物たちがでてきて、次々に天に昇っています。
赤いマントの子が手を大きくうごかして、風をおこしているように見えます。
男の子と女の子も子供の姿で、赤いマントの子と3人で雲の上を駆けています。
すごい躍動感で、風の様な速さで駆けているのが分かります。
大きく羽ばたくマントの子は、鶴のようにも見えます。
クジラや魚、たくさんの船が天に向かって登っていきます。鶴も飛んでいます。
ここも、『命の終わりと始まり、ずっと繋がっている』という感じを受けました。
最後のシーン。
大きな木の下で、3人で昼寝をしています。
男の子と女の子は大人の姿ですが、赤いマントの子は子供の姿のままですね。
久しぶりに会って、疲れて寝てしまったのかもしれないし、
このアニメーションの子供時代の思い出は全部、男の子がこの時見ている夢(子供時代の夢を見ている)のかもしれません。
疑問
どうでしたか?
約3分半のアニメーションですが、じっくりじっくり見ると、めちゃくちゃ面白いですよね!
最後に、私がもった疑問を考えてみます。
パプリカの花が出てこない
【パプリカ】という題名、【♪パプリカ 花か咲いたら♪】という歌詞なのに、アニメーションのなかにパプリカの花は出てきません。(多分)
↓パプリカの花
米津玄師さんは、インタビューの中で
パプリカという物自体のポップな感じ、かわいい感じもあって。これも説明すると難しいんですけれど、「なんでパプリカなのか?」って訊かれたときには「わかりやすい意味はないです」
と答えています。
大人になればなるほど、今まで見てきたもの、理論的な思考回路に縛られてしまう感じが、すごくあると思うんですよね。「普通そんなこと起こらない」って言ってしまう。本当は何でもやってもいいものに「それだとリアリティがない」とか「意味が通らない」って言ってしまう。そういうのって、危ういと思うんです。子供向けの絵本を見ても、どこか荒唐無稽な感じがあって。イマジネーションの世界なんですよね。幼稚園にクマが転校してきたっていいし、子供たちみんなでクジラと綱引きしてもいい。
ともおっしゃっています。
こうやって、『これはどーゆー意味があるんだろう?』『なんでこうなった?』と、考察していること自体が、くだらないことなのかもしれません……大人になってしまった証拠ですね。
子供は絵本を見ても、「こんなこと起こるわけないやん」とか絶対言わないですもんね。
かなえ
一応、パプリカの花言葉は
- 同情
- 哀れみ
- 海の利益
- 君を忘れない
『君を忘れない』という言葉はこの曲・アニメーションにピッタリですし、『海の利益』というのも、アニメーションに会う気がします。
動画MVが投稿された日…裏テーマは原爆?鎮魂歌?
セルフカバーバージョンが、初めてNHKの『みんなのうた』で流れたのが2019年8月1日。
米津玄師さんの公式YouTubeチャンネルで投稿されたのは2019年8月9日。
8日間の間が空いています。
ただの大人の事情なのかもしれませんが……
米津玄師さんの公式YouTubeチャンネルで投稿された8月9日は、長崎に原爆が落とされた日です。
鎮魂歌としてなのか、何か想いがあってのことなのかな……と考えてしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
もう、私はこの曲とアニメーションに感銘を受けすぎて、めちゃくちゃ記事が長くなってしまいました!笑
あまり決めつけないように気を付けたつもりですが、皆さんも自分の感じ方で、このMVを見てみてくださいね。