【体験談】お菓子屋開業話13~融資申し込みの信用保証協会の面接~
- 信用保証協会の面接(面談)とは?
- 面接(面談)を受けた感想
- 面接(面談)で失敗した事
- 面接(面談)でやって良かった事
について書いています。
こんにちは。
かなえです。
福岡市で菓子屋を開業して、約2年間営業していました。
(現在は、引っ越しなどにより工房は閉めています。)
この記事では、開業するぞー!と決めてから、いざ開業するまで
- 菓子屋開業に必要な事務的な事
- 私がやったことの記録
- 開業に向けての気持ちの変化
などを、記録として残していきたいと思います( ..)φ
少しでも、「いつかお菓子屋さんをやりたいなー」と思っている方の参考になればうれしいです。
かなえ
【体験談】お菓子屋開業話0~開業にむけて準備していたもの~
2017年9月 信用保証協会の面接(面談)を受ける
前回までで、融資申し込み用の書類を提出することが出来ました!
あとは最後の難関、『信用保証協会の面接(面談)』です!
信用保証協会の面接(面談)って何?
融資は、銀行さんから受けるんですが、何かあった時(事業がうまくいかなくて返済できなくなったとか)に保証してくれるのが信用保証協会です。
なので、信用保証協会に『いいよ!あんたなら保証してやろう!』と認めてもらわないと融資を受けることができません。
信用保証協会さんも、誰でもかれでも保証するわけには行かないので、
- 事業計画がしっかりしているか
- ちゃんと返済出来そうか
などなど、審査するために、面接(面談)があります。
面接(面談)を受けた感想
この面接、「結構厳しい」という噂は聞いていたのですが…本当になかなか厳しかったです。笑
15分くらいかな~と思ってたんですが、1時間ありました……!
面接(面談)を受けた感想は、
- 「人間性」も見られている感じ(お金にだらしない人じゃないか、とか)
- 事業を始めることに意欲があるか、本気かどうか
- とにかく、思っていた以上に厳しい…!
という感じです。
失敗した事
面接を受けてみて、失敗した事もあります!
事業計画書に書く資金で、「設備資金」と「運転資金」というのがあって、簡単に説明すると
- 設備資金=絶対に購入すると決定しているもの
- 運転資金=その他の、「多分購入するもの」「多分かかるであろう資金」
という感じ。
設備資金の物も、運転資金の物も、「これを買おうと思ってまーす」的な感じでカタログのコピーやAmazonの商品ページのコピーを用意していたんですが、
失敗した事は、
- 設備資金の物は、お店にきちんと書いてもらった見積書じゃないとダメだった(※)
- 運転資金の見積もりはいらなかった(前日に睡眠時間を削って資料を用意していたので、時間が無駄だった)
(※お店にきちんと書いてもらった見積書とは)
- お店の名前と、角印が押されてある事
- 商品1つずつの品名と金額の記載がある事
- 宛名に自分の氏名(必ずフルネーム)が記載されている事(名字だけのものがあったので、取り直しに行った)
- Amazonは見積書がもらえないので、電気量販店などでもらう(メール問い合わせやネットショップから見積もりがもらえるとこあり)
設備資金の見積もり分に関しては、『どれを購入するか最終決定→銀行に報告→銀行が口座から直接振り込み』という方法を取らないといけないと言われました。
つまり、「やっぱりこれは買わなーい。別の事に使おー」ということができないという事。
厳しーー!と思いました。笑
かなえ
やって良かった事
これはやって良かった!という事もあります。
やって良かった事は
- 『なぜ開業したいのか』『なぜ無店舗のお店なのか』などという質問にきちんと答えることができた
- 今まで作ったケーキの写真を用意して、「ちゃんと技術がある」という事を提示した
- 工房にする物件の『改装承諾書』を用意していた
- 用意していた通帳に、あまりお金の動きがなく、「開業資金を貯めていました」という風に見せることができた
通帳は、結構じっくり見られます。笑
大きなお金の流れがあると、「これは何に使用したお金ですか?」ときかれたりします。
私は、開業の勉強のための支出があったので、それも好印象だったかもしれません。
かなえ
まとめ
ドキドキで受けた信用保証協会の面接(面談)でしたが、思っていたよりも厳しかったです…!
ですが、面談をしてくれた人は、
「最終審査で通るように、詳しく聞いてくれている」
という感じでした。
面接の最後に、
「私は満額で通るようにしたいので、頑張りましょうね」
と言ってもらえたのが、とても嬉しく、印象に残っています。